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うるう秒って何?2015年7月に深刻な影響が出るって本当!? [生活]

1年が365日じゃないことは、何となく知っている方もおられるのではないでしょうか

4年に1度やって来るといううるう年の影響が一番出るのは、2月29日生まれの人だと思うのです。

実は、私の友人がこの2月29日生まれなのですが、4年に1度しか自分の誕生日がやってこないというのは、

かなり寂しいと言っていました。でも、ご存知でしょうか「うるう秒」というものがあるという事を。

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うるう秒の理屈



もともと、時間の長さは地球の公転・自転を基準にして決められてきました。

地球の公転周期によって1年は365日とされていますが、実際の公転周期は365.2422日です。

その0.2422日のズレを解消する為に、4年に1度のうるう年に、私の友人の誕生日である2月29日を導入して調節しているのです。

また地球は1日に1回自転もしていますが、実はいつも一定のスピードで回っているのではなく、

回転速度にはムラがある事が最近の研究で分かってきたのです。

(そのムラの原因は大気の動きや潮汐、マントルが影響していると言われている)

1日の長さが自転を基準に決められていて、24時間かけて1周するその24分の1の長さを「1時間」。

さらにその60分の1の時間を1分。さらにその60分の1の時間を1秒と決めているのですが、

この長さが厳密に言うと同じ長さではない、という理屈なのです。

現在、世界の時刻は、「天文時」(天文学に基づく考え方)と「協定世界時」(原子放射の周波数に基づく考え方)

の2つの考え方があり、通常はほぼ問題のない範囲なのですが、上に挙げたような自転速度のズレが積み重なってくると、

問題となってくる為に、特別な1秒を挿入(削る)してズレを解消しようとするのが「うるう秒」というわけです。

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2015年のうるう秒はいつ?その影響は?



このうるう秒の実施は実は、これまで25回行われていて、今回26回目として、2015年7月1日の午前8時59分59秒と9時00分00秒の間に、

「8時59分60秒」が挿入される事が、国際機関であるIERS(国際地球回転・基準系事業)によって発表された。

これまで25回行われたうるう秒の実施において深刻な事象は起こっていないものの、高度にコンピューター化された現代社会において、

このようなイレギュラーな時刻情報が入った際、何らかの誤作動が起こるのではないか?と指摘されており、

実際このうるう秒によって時刻調整を必要とする機器の台数は世界的に見れば膨大な量になっているのだ。

以上の様な事から、この「うるう秒」実は、導入されるのが今回が最後ではないか?とも言われており、存廃論が議論されている。

たかが、一秒の事象を巡って世界の学者が長年に渡って議論をしている。たかが一秒、されど一秒なのだ。

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