永遠の０の読書感想文、あらすじ公開！

放送作家の百田尚樹さん作の『永遠の０』。

夏休みの読書感想文を書く人も多い事でしょう！

２００９年に文庫化したのち、２０１３年には文庫版販売部数３００万部を突破し大ヒットしました。

さらに、２０１３年１２月には映画化、２０１５年にはテレビドラマ化し、とても注目を集めた作品です。

そんな永遠の０ですが、そのエピローグはとても衝撃的なのですが、

実話を基に主人公宮部の死に重ね合わせて書き下ろしたそうです。

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永遠の０、あらすじのエピローグは実話というのは本当の話

空母タイコンテロガに特攻をかけ、そこにたどり着くことに成功するも、その爆弾は不発。

主人公宮部はそのまま死亡するが、その勇敢さを讃えられ、タイコンテロガ艦長に丁重に水葬される、というのが永遠の０のエピローグ。

実は、爆弾が不発で戦死した日本人パイロットを艦長が水葬し、その勇敢さを讃えたというのは、戦記本にも描かれている実話として語られてきた話なのです。

百田尚樹氏は、この実話を永遠の０のエピローグに採用したようですね。

また、『永遠の０』ではプロローグとエピローグが、アメリカ兵の視点から描かれているのも印象的です。

迫ってくる日本兵。

もし爆弾が不発じゃなく正常に作動していたら命を落としてしまっていたかもしれない状況。

そこで敵兵艦隊では、どのような会話が交わされたのか・・・。

会話の内容は実話ではなく想像上のものですが。

こんな会話をしていて欲しい、という百田尚樹氏の願いなのでしょうか。

このエピローグには、戦争を２度と起こしたくない、という日本人の思いも込められているような気がしてきます。

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主人公宮部はなぜ自ら特攻を志願してしまったのか

特攻に批判的だった主人公宮部。

特攻志願兵の訓練官を行った際にはわざと落第点をつけ、できるだけ出撃させないようにとまでしていました。

しかしそんな宮部は、最後に特攻隊としてタイコンテロガにアタックし、命を落としてしまいます。

それはなぜなのか。

その描写からは、「日本人とは何か」を考えさせられてしまいます。

最愛の者を守るため。

守るためなら、自分の命を犠牲にしてでも守りぬく。

その、日本人としての心が、宮部の最後の行動につながったのではないでしょうか。

戦争がもたらす悲劇。たくさんの悲劇。

とても考えることの多い作品ですね。



現在、日米安保法案でもめている日本。

戦争が２度と起こらないように、私たちに出来ることは何か。

戦争によってもたらされた数々の悲劇から目をそらさず、向き合い、事実を受け入れること。

それが、私たちに出来る最初の第一歩なのではないでしょうか。

読書感想文のヒントになったかな？

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